怪しいと噂のガス屋の窓口についてめっちゃ調べてみた。

2019年3月9日

うちの母親から毎月のプロパンガス料金が高くなったという愚痴を聞いて、なんとかガス代を下げられないものかと考えていろいろ調べているうちに以前見つけた【エネピ】 以外に【ガス屋の窓口】 なるガス会社の紹介サービスのことを知りました。

なんでも完全無料で今より安いプロパンガス会社を紹介&契約の切り替えを行ってくれるものらしいけれど、、、

んー、怪しい、、、

と思ったので、とりあえず徹底的に調査してみました。

そしてやっぱり私と同じように不信感を抱いて調べてる人は多いようなので、私が調べた情報とその上での考察を共有させてもらいます。

ガス屋の窓口とはどういうものか?

サービス内容

とりあえずガス屋の窓口のサービス内容をまとめてみます。公式サイトによると

ガス屋の窓口のサービス内容

  1. 完全無料で安い優良ガス会社を紹介、契約手続き代行(現業者への解約も含む)をしてくれる
  2. 切り替え後も期間制限なく不当な値上がりを防止してくれる
  3. 一年以内にガス業界全体で値上がりがあった場合、差額を返金してくれる

というのが主な内容のようです。なんか私達にとってメリットしかないですよね。

ガスの料金ってどう決まるのか細かいところは私達にはわからないので、みんなけっこうガス会社の言いなりに料金払います。

だからよくわからないうちに悪質な値上げをされたり、ひどいものだと相場より安い料金で契約させておいて契約後にとんでもない値上げをしてきたりというケースもあるようです。

ガス屋の窓口はそれをずっと防いでくれる(というかそもそもそういうガス会社は提携先から外しているらしい)ということのようです。

しかも、もし紹介されたガス会社と契約してから1年以内に輸入価格の変動や急激の物価の上昇によるガス料金の値上げがあったら、その値上げ分を負担してくれるらしい(例えば契約して6ヶ月後に値上げがあったらあとの6ヶ月間は差額負担するよということだと思います)。

そしてガス会社の手配・契約・切り替え代行、相談を含めた全てを完全無料で行ってくれるって、、、、ちょっと神サービスかよっ感じですね。

だからこそ私達大人は「少し話がうますぎるな、、、」と疑心暗鬼になるわけですが。

なぜ完全無料でこんなサービスをしてくれるのか

私達にとってメリットしかないこのサービスがなんで完全無料なのかというと、利用者からではなく、紹介先のガス会社から成約手数料をもらっているから完全無料にできるとのことです。

まあそりゃそうですよ、ボランティアじゃないんですから相応の対価がないとサービスというものは成り立ちません。

ガス会社は宣伝と営業の代行料としてガス屋の窓口に成約手数料を払っているというわけです。

ガス会社からしたら自社で広告を打ったり人を雇って個別営業に回ったりするより、ガス屋の窓口のようなところに登録して契約を増やしていくほうがコスト的に安くなるのかもしれません。

いったいいくら支払っているのかはわかりようがないですが、今はそれだけ新規開拓が難しくなってきてるのかもしれませんね。

なんかこういう仕組みは求人サイトとかと似てる気がします(求人サイトは登録した求職者がサイトに載っている会社に就職したらマージンを取る)。

というわけでまあとりあえずこのガス屋の窓口が完全無料な理由は私としては納得できました。

運営会社はちゃんとしているのか

とはいってもねぇ、、、、ほんとに信用できるのかなぁと思いますよね。

だってガス屋の窓口を運営している会社自体が怪しかったら、言っていることすべてが嘘なのかもしれないんですから。

そこでガス屋の窓口の運営会社について調べてみました。

ガス屋の窓口の運営は株式会社エネジスタという会社がしています。

会社自体のサイトに載っている会社概要はこんな感じです。

社 名株式会社エネジスタ
本社〒108-0073 東京都港区三田1-11-15
中部支社〒430-0933 静岡県浜松市中区鍛冶町140 9階
名古屋営業所〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-20-20 6階
連絡先TEL:0120-083-940 / FAX:03-6453-7673
事業内容プロパンガス取扱業
取引銀行みずほ銀行 渋谷中央支店
りそな銀行 虎ノ門支店
さわやか信用金庫 麻布支店

会社紹介ビデオはこちら

会社の設立年はよくわからないです。

サイトのフッターを見るとサイト自体の作成時期はは2014となっていますが、ヤフーの知恵袋では私が確認した限り2012年にはもう名前が出てきてるので(ヤフー知恵袋の質問:「建売住宅で契約するプロパンガス会社が指定さ・・・」)少なくとも7年以上は経営されているようです。

まあサイトや動画などを見た限り、とりあえずそこまで怪しい会社でもないのかな、と思います。

ガス屋の窓口にガス会社の紹介を頼むデメリットはあるのか

メリットは先程書いたように「とにかく手間が最小限&無料でガス料金がやすくなる」ということにつきますが、デメリットは本当にないのかちょっと考えてみました。

考えられうるデメリットは個人情報の漏洩の可能性

いろいろと考えてみたんですが、ガス屋の窓口を利用することによるデメリットは「個人情報の漏洩の可能性」くらいしか思い当たらなかったです。

ガス屋の窓口を使うときは当然こちらの住所電話番号などを教えるのですが、その情報がコンピューターウイルスなどによって漏洩(リスト販売含む)するかもしれないという危険性ですね。

といっても、個人的には個人情報なんてこれまでにすでに違うところから漏洩しまくっていると思うので、もうそんなことは不安に思う必要はないんじゃないかと思ってます。

デジタル化が進んで便利になった反面、どんなに気をつけていても、見えないところで絶対にそういうことが起こっている。そんな時代です。

それにもし自分の情報が「ガス代(生活費)を安くしたいと思っている人間」というカテゴリ分けでリスト化されてどこかに売られたとしてもだからなんだと思いますし。

今の時代、そういうことを気にしていたらほんと何もできないです。もちろん、自分しか知っていないようなかなり個人的な情報が漏れたらまずいですが、住所や電話番号くらいならまあ害はなかろうと考えています。

ちなみにかなり口コミや体験談を調べましたが、ガス屋の窓口に見積もりを頼んでからどこかから勧誘電話や訪問セールスがあったという話はありませんでした。

ガス屋の窓口の口コミ・評判はどうか?

口コミや評判を探してもやはりなかなか「この口コミは本当に体験した人のものっぽいな」と思えるものはなかったですね。

他のサイトもガス屋の窓口についての口コミを調べて載せてましたが、だいたい公式サイトに載っているものをそのまま引用してるだけでした。

いやいや、本当の評価や体験談が知りたいからネットで口コミとか評判を検索してるのに、公式サイトに載ってるものを紹介しても意味ないやんか、、、と思うんですけどね。

でもかなり頑張ってリサーチしても本当にぜんぜん出てこないんですよ。

「ガス屋の窓口ってどうなんでしょう?」っていう掲示板への書き込みはいくつかあってそういう質問にはだいたい、「そういうサービスは安いのは最初だけです」とか言うような否定的な回答が書いてあったりするんですが、それも憶測に過ぎません。

実際にガス屋の窓口をつかってガス会社を変えて、一年以上使ってる人の体験談はまったく見つけられませんでした。悔しい。。。

んで悪い口コミ・体験談も説得力のあるものはなかったです。

90000世帯も切り替えガス屋の窓口で切り替えを行っているらしんですが、それなら一つくらいなにか情報が出てきててもいいような気がしなくないんですけどね。

ここまでさっぱり出てこないとなると、みんな特に大きな問題はなく切り替えを完了しているのかなぁ、と思います。

と思ったらTwitterで2つみつけた

なんて思ってたんですが、ツイッターで検索してみたら2件だけ見つけました。

どちらも好意的なツイートですね。

この2つのツイートのみで判断するのは早いですが、

ガス屋の窓口は利用したくないけど、ガス料金は下げたいという人は

中には、うーんやっぱりちょっとこういうネットのサービスは使いたくないな、、、という方もきっといますよね。

そういう方は町のタウンページに載っている大きめのガス屋3〜4社に電話して「ガス会社の変更を検討しています。他社と比較して決めたいのでそちらの最安値を教えて下さい」と自分で比較検討してみましょう。

そしてその際は石油情報センターの公式サイトで地域別の基本料金と単価価格をチェックして相場とも照らし合わせてみましょう。

ちなみに大手以外の従業員数の少ないガス会社はボンベの充填、配送、検針、保安点検などを外部に委託しているので、そのコスト分どうしてもガス料金は高くなる傾向がありそうです。

料金面以外でその会社を選ぶメリットがあるなら検討に値するかもですが、諸々のことを考えるとやはり大手が無難と言えるかもしれません。

ガス会社と契約を交わす際の注意点

契約時に交付されるはずの「14条書面」の内容をチェックしよう

14条書面とは契約時における重要事項が書かれた書面です。

書かている内容は以下の通り

(1)LPガスの種類
(2)LPガスの引渡しの方法
(3)料金 (料金制度の内容、料金制度の考え方など)
(4)設備の所有関係(どれが販売店所有で、どれが消費者所有か)
(5)設置、変更、修繕および撤去に要する費用の負担方法
(6)消費設備(ガス配管、給湯器、コンロなど)を販売店が所有している場合は、
・利用料や支払方法
・契約解除時に消費者が消費設備に係る配管を買い取る場合の金額や算定方法
(7)消費者、販売店、保安機関の保安上の責任

https://www.lpgc.or.jp/aboutlpg/term/data/zi_01.htmlより引用

これは必ず目を通しておきましょう。そしてこれら以外にも

  • 最低契約期間の有無
  • 解約金はかかるか
  • 解約時の撤去費用はかかるか
  • 価格が値上がりするときは事前に通知してくれるのか

なども確認しておいたほうがいいようです。

このあたりのことは一般財団法人エルピーガス振興センターの「LPガスを知ろう」でかなり詳しく知ることができるので、ぜひ読んでみてください。

こんなガス会社には注意

特にこういうガス会社には要注意。

  • 価格単価が安すぎる会社
  • 値上げはしないと言う会社

もし自分が検討しているガス会社がこのような感じだったらちょっと注意しましょう。

料金で選ぶなら、石油情報センターの公式サイトで自分の地域のプロパンガスの相場をチェックして検討しましょう。

https://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_lp_gusu

結局ガス屋の窓口は使った方が良いのか

結論として、ガス屋の窓口を利用するのはアリではないかと個人的には思います。

私が調べた感じでは、今よりガス料金が下がる可能性は高いと考えてます。

もし今のガスの料金が地域相場より少し安いなら下がらないかもですが、まあ相談してガス代が上がるということはないだろうしガス屋の窓口を使っても損はなかろう、という感じですね。

母親にはガス屋の窓口経由でガス会社を探そうと提案するつもりです。もちろん契約に関しては私がちゃんとチェックします。

なかなか実家の方に帰れないので、実行するのは少し先になるかもですが、その際は生の体験談としてまた追記させてもらいますね。

ちなみにですが、もしガス屋の窓口の利用を検討しているなら、ガス屋の窓口のサイト に自分のガス代が高い方なのかすぐにわかる無料診断機能があるので、とりあえずそれで自分のガス代が高い方なのか調べてみるといいと思います。

高ければガス屋の窓口を使うもよし、自分でタウンページを調べて何社かに見積もりを出してもらうのもいいんじゃないかと。

ガス屋の窓口を利用するつもりなら、ほぼ同じサービスを提供する【エネピ】 でも見積もりを出してもらえば、ベストな選択ができるかもですね。

どちらのサービスも無料相談は電話でもできますし、メールフォームからでもできます。

うちはきっと私は全部手配することになると思うんですが、こういうのの電話相談ってすぐにめんどくさくなって「いいから早く見積もりを教えてほしい」と感じる方なので、最初はメールフォームから送ろうと思っています。

ではまた。

 

 

 

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