今日は私が愛用しているトラックボール、TM-150rとM570tの比較をさせてもらおうかとおもっています。
たぶん、「安くて評判のいいトラックボールを買うぞー」ってなった時、人差し指でボールをいじるTM-150rと親指でボールをいじるM570tのどちらにしようか迷う人はわりといると思うんですよね。そんな人のための参考になれば幸いです。
人差し指と親指のどちらで操作するかって結構重要
これね、使ってみると分かると思うんですが、わりと重要です。
私の所感としては
人差し指タイプの方は親指タイプに比べて、ポインタの細かい移動がしやすいが、少し疲れやすい
親指タイプの方は人差し指タイプに比べて、疲れにくいが、ポインタの細かい移動がしにくい
ように感じています。
一応断っておくと、疲れやすいとか移動しにくいっていうのはあくまで二つを相対的に比べてのことです。普通のマウスに比べたら、どちらもぜんぜん疲れにくいし、捜査もしやすいです。
それでは二つの製品をの長所短所を個別に詳しく書いていきますね。
人差し指タイプのTM-150rレビュー
写真は私がもう8年くらい愛用しているTM-150rです。
そもそもなんでこれを使っているかというと、私はDTMでパソコンに張り付くことが多いので、普通のマウスだと右手が死んじゃうんですよね。右手が死ぬとギターも弾けなくなるし、マジで死活問題です。
TM-150rにする前は普通の光学式マウスだったんで、「長時間作業すると体に大きな負担が来る」というのは大きな悩みでした。
そこで、これじゃ仕事にならんっていうんで、いろいろ調べてたらこのトラックボールというものの存在を知り、当時から評判が良くてわりと安かったTM-150rを購入したわけです。
使ってみるとびっくりするくらい疲れは軽減しましたね。普通のマウスに比べて操作するためのスペースもそんなにとらないし(マウス本体自体は動かさないわけなので)、いいことづくしでした。
それから特に故障や不具合もなく、何年もの間、役に立ってくれました。マジサンキュー。君のおかげでどれだけ負担を軽減できたことか。
というわけで多大なる愛をこめてこいつの長所と短所を書いていきたいと思います。
TM-150rの良いところ
・ボールの大きさと左右のボタンの配置が絶妙
これは手の大きさにもよるかとは思いますが、とりあえずボールの大きさが絶妙でポインタを細かいところまでノンストレスで動かせる&左右のボタンに自然に他の指が乗るのでクリックしやすいです。
・シンプルなデザイン故の右利き左利き兼用、そしてグッドなフィット感
このスラっとした縦長の本体にシンメトリーに配置されたボタンとボール。デザイン的にもすごく綺麗ですが、これは右利きと左利き兼用で使えるという実用性も兼ねています。
そして「手の中に収める」というよりかはTM-150rに手を添えるというフィット感も気持ちがいいです。右手は添えるだけ。キリッ
・ボタンの機能をカスタマイズできる
専用のロジクール制ソフトを使えばボタンの機能カスタマイズも簡単にできます。カスタマイズ機能のあるなしも、仕事でパソコンを使う人にとっては重要なポイントですよね。
・壊れにくく、頑丈
私のは8年くらい酷使してもまったく問題ないです。トラックボールの他の安いものはわりとすぐ壊れるっていう話をよく聞くのですが、うちのTM-150rは泣けるくらい頑張ってくれてます。めっちゃコスパよしです。
TM-150rの悪いところ
・スクロールホイールがない
ホイールがないのでそのまま使うとページのスクロールがめっちゃ不便です。最初びっくりしました。ただ、Wheel Ballというフリーソフトを使えば、右ボタン押しっぱでボールを上下すると簡単にスクロールすることができます。
むしろこのボールを上下するというスクロール方法はとっても滑らかに操作できて速度も調整できるので、これになれると普通のカチカチ感のあるホイールは不便に感じるかと思います。
ただこの方法の難点は右ボタンを押しっぱにしないといけないので、多用すると薬指がすこし疲れやすく感じる人もいるかと思います。
・手の付け根が本体下部に当たって痛く感じるかもしれない
これは座っている姿勢だとか、マウスに対する腕の高さだとかにもよると思うんですが、手首の付け根の部分とマウスの下部が当たって、長時間使うと痛い、という人もいるようです。
それが理由で使わなくなったという人が私の知人にいます。
TM-150rの総評
すべてのトラックボールを使いこんだわけではないので、一番いいとは言えませんが、TM-150rはとてもおススメできるトラックボールです。
だって8年くらい使いたおしていて一度も故障なく、これといった不満も感じなかったわけですからね。良いマウスだと思いますよ。
ただ、強いて言うなら、先ほどの悪いところの項目にも書いたようにスクロール機能を使う時に右ボタンを押しっぱにし続けなくちゃいけないのが、たまに指に負担がかかっているような気がするくらいです。
でもTM-150rでスクロールするのってわりと快感なんですよね。すごい滑らかにページを上下できるし、一気に移動したいときは勢いをつけてサーッってボールを回すと一瞬です。
この回した時のサーッっていう感じが私は好きなんですよ(こればっかりは実際にやってみてもらわないと伝わりづらいのでそこが何とも歯がゆいけれど)。
気になった人はさらにチェックしてみてください。
親指タイプのM570tレビュー
これも今私が使っている実物です。
M570tを買ってみようと思ったきっかけは、ある時アマゾンがセールしてたからです。
TM-150rで満足していたんですが、こういう親指タイプもあるんだなぁと改めて認識し、もしかしたらこっちの方が疲れにくいのかもしれないと思い始めました。
結局しばらく悩んでから買うことに決めたんですが、その時はアマゾンのセールは終わってしまっていたので、ヤフオクとかメルカリで安いのを探しました。といってもアマゾンのセールの方が安かったんで、完全にタイミングを見誤りました。金額的には大した違いはなかったんだけど、こういうのってけっこう悔しいんです。
なのでその元を取ろうと今バリバリ使ってます。
M570tの良いところ
・親指タイプなので疲れにくい
何といっても疲れにくいと感じました。手首も腕全体も疲れない。
人差し指タイプって腕の筋肉を結構使うので、少量ずつではあるんですがどうしても疲労が蓄積していくんですね。
それに対して親指タイプは動かすのに腕の筋肉をあまりつかいません。
これは実際に親指と人差し指は交互に動かしてみればわかると思います。人差し指のほうが腕の内側の筋肉を使っていて、疲れる感じがしませんか?
親指は親指の付け根の筋肉だけで、動きをほぼまかなえています。
疲れにくいことを重視している人には、この差は結構でかいかもしれませんね。
・ワイヤレスでストレスレス。
ワイヤレスっていいレスよね。初めてワイヤレス製品を使った時は思っていた以上の開放感を味わえて感動した覚えがあります。ワイヤレス、おすすめレス。
・コンパクトで持ち運びに便利
そしてコンパクトなので持ち運びに便利。ワイヤレスで線がなく、なにも絡まないっていうのもでかいかもしれません。
なので私はいつも持ち運び用のノートパソコンとセットで使ってます。
・フィット感が良い
また操作する時のフィット感もいいです。TM-150rの場合は手を添えるっていう感じだったのに対して、M570tは手で包み込むっていう感じです。
なんか少し小動物を守ってる気になります。そういうのが好きな人はまよわずこっち。
・乾電池一本で約18カ月持つ。そして3年の保証期間あり。
電池消耗が激しいと乾電池の手間がかかって面倒ですが、18か月もつなら大丈夫ですね。保証期間の3年というのも嬉しい長さです。
M570tの悪いところ
・細かいポインタの移動がしづらい
親指は人差し指より繊細な動きに向いていないので、DTMソフトにおける小さい項目選択とか、微妙なオートメーション操作とかはちょっとやりづらく感じました。音楽関係のソフトだけでなく、フォトショとかイラレについてもそうかもしれませんね。
しかしこれはあくまでTM-150rと比べてです。私があまりにもTM-150rに慣れてしまったっていうのもあると思います。
・ホイールが少しキュルキュルするような
これもまたずっとホイール無しでスクロールしてきたからっていうのがでかいんだと思いますが、ホイールを上下させるとなんかキュルキュルして少しだけ居心地悪いです。
M570tの総評
こいつも自信を持っておススメできるトラックボールマウスですね。上記したように悪いところは2点のみ。しかも強いて言うならっていうレベルのことなので、気にならない人もたくさんいると思います。
このクオリティで値段もそれなりに安いんですから、いろんなところで評判がよく、売れ筋No.1なのも納得できます。
こいつがうちに来てからは、外出時のノートパソコン作業も全然苦にならなくなりました。ていうかちょっと楽しさアップしました。
もはや必須です。
結局TM-150rとM570tどちらがいいのか?
どちらも長所短所あるので、私は用途によって使い分けてます。
DTMやイラレなどで、細かい操作が必要な場合はTM-150r
パソコンを持ち運ぶとき、とにかく手を疲れさせたくないときにはM570t
って感じですね。
パソコンで仕事をする人にとって、マウスはとても大事なものなので、こだわっていろいろ試すのを強くお勧めします。
幸いこの二つはそこまで値段も高くないので迷ったら二つとも買ってみるのも良いと思いますよ。
私は二つ買って良かったと思っていますし、他のやつも買って試してみようと思っています。もし新しいのを手に入れたらレビューさせてもらいます。
とりあえず次に目をつけているのはこれ↓